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ペット可賃貸物件の探し方とポイント

近年、ペットブームなどの影響もありペット可の賃貸物件が増えてました。ペットを飼っている人や飼いたい人にとっては嬉しいことですが、一般的な物件と比べて気をつけなければいけないペット可賃貸物件を探すにあたってのポイントをご紹介します。

ペット可賃貸を探すポイントは？

ペット可賃貸物件には大きく分けて2つあります。

ペット可賃貸物件は、建築時からペット可賃貸物件として建築された物件と、建築時には普通の賃貸物件として建てられ、その後、家主の厚意や入居者の確保のためにペット可としている物件の、2種類があります。

建築時からペット可賃貸物件として建築された物件の場合、ぺット専用のドアや洗い場、ペットトイレがついていたり、床や壁に傷や汚れがつきにくい素材を利用しているなど、安心してペットを飼える設備が整っています。ただし、こうした賃貸物件は、賃料が相場よりも高く設定されていることが多いようです。

一方、建築時に普通の賃貸物件として建築されたペット可賃貸物件は、基本的に上記のようなペット用の施設はありません。また、入居者の確保のためにペット可にした物件の場合には、築年数が古いものや、駅近でない物件も多いようです。

一般的な賃貸との違いを確認しよう

ペット可賃貸物件は、一般的な賃貸と違う点があるので注意が必要です。

■一般的な賃貸よりも敷金が高い

賃貸物件でペットを飼うとなると、大家さんにとっても部屋の汚れや匂いが残ってしまうことは覚悟しなければなりません。そうした事態に備えるため、敷金を通常の賃貸よりも1～2カ月多く取る場合や、敷金とは別にペット保証金という形で賃料の1～2カ月分を預ける場合があります。賃貸物件は通常、退去時に現状修復する必要があるため、場合によっては、敷金以上の修復費用を請求される場合もありますので、注意しておきましょう。

■ペットを飼育する場合の特約事項に気をつけよう

ペット可の賃貸物件を賃借するにあたり、契約書にはペットを飼育する場合の特約事項がつけられていることがあります。実は、ペット可賃貸物件における原状回復義務にはどこまで含まれるのかという点は曖昧です。そのため契約書の特約に記載し、借主に納得してもらいます。主な特約は以下のようなものがあります。

・退出時のフローリングの補修・クロスの張替・畳替え・消毒などは借主の負担とする。

・入居中のペット飼育のトラブルは借主が責任を負い、場合によってはペット飼育の承諾を解除する。

・入居中のペット飼育のトラブルが解決しない場合、場合によっては退去していただく。

特約の内容はさまざまなので、よく確認しておきましょう。

ペットの種類によって条件が違う？

ペット可賃貸物件とはいえ、飼育してよいペットの種類や大きさは、決められている場合があります。小型犬のみOKという場合や、何匹までOKとしている場合もあります。

■ペットの種類

一般的にペットといえば、犬や猫などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。熱帯魚など、近所に迷惑をかける恐れのないペットであれば、ペット飼育可の概念から外れるように思いますが、小鳥やハムスターなどは、人によって解釈が異なることもあるはずです。こうした場合、勝手に判断することなく、部屋の中に別の生物を飼う場合には、大家さんに確認するようにしましょう。

■ペットの種類によって敷金が異なる

一口にペット可賃貸物件といいましても物件によって飼えるペットの種類や大きさは異なります。また、ペットの種類や大きさ、数によって敷金が異なることもあります。インターネットで物件を検索する際に、ペット可物件を検索することはできますが、こうした細かい内容の記載はないことが多いので、スタッフまでお気軽に問い合わせ下さい。